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涅槃の人

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[No.1004] 涅槃の人

涅槃の人 今でも芸能界衝撃事件などといった番組や、週刊誌の記事で、必ず取り上げられる、沖雅也の「親父、涅槃で待つ」の遺書を残しての自殺事件。もう20年以上も経つというのに、当時を知る人にとっては、あのときの衝撃は忘れられない。それは密かに噂されていた芸能界のゲイ人脈というのが、初めて明らかになったからである。
今でこそゲイをカムアウトしている芸能人もいるし、いやむしろそれを売り物にすることでブレイクしている者もいるぐらいだが、ほんの数年前までは、それはまったくのタブーだった。
その中での、人気絶頂の俳優が、自分がゲイだというのを告白するような遺書を残して自殺するというのは、凄い出来事だったのだ。今で言えば、坂口憲二クラスの俳優が自殺した、という感じだろうか。こう言えば、この事件を知らない世代の方にも理解してもらえるんじゃないだろうか。
この映画は、そんな沖雅也事件を題材に、忠実に描いている。といっても映画なので、当然フィクションはあるが、主役の人気俳優の心情はほぼこの通りだろうと言われている。この映画を見た、実際の沖雅也の恋人で、彼を戸籍に子供として入籍までさせていたH氏がそう言ったのだから、間違いない。
そしてこの映画が凄いのは、この件を、決してワイドショー的見解で描くのではなく、あくまでもゲイの立場で、ゲイの心情を丁寧に鮮明に描いていることである。決して芸能界というところでは明らかにすることが出来なかった、ゲイであるという本当の自分。ゆえに、それによって引き起こされた、悲劇。そのことがキチンと描かれているからこそ、この映画はとても優れたゲイのラブストーリー映画になっているのである。
当時を知る人も、知らない人も、この純粋な愛から何を感じるだろうか…。

※35ミリフイルム・DVDの両形式とも配給できます。


上映形式

1983年制作
[監督]野上正義
[脚本]沢木毅彦、吉本昌弘
[撮影]伊東英男
[照明]石部肇
[録音]銀座サウンド
[製作・配給]ENKプロモーション
[出演]加藤大樹、野上正義、大平勝、藤ひろ子、池田明瞳、近藤佐江子、富岡忠文

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