たまあそび
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[No.1064] たまあそび
世界を舞台に活躍する、ゲイの映像作家・大木裕之監督の商業映画作品第2弾。前作『あなたがすきです、だいすきです』から、さらに感性へ訴えるように進化した作品。まさに大木ワールド全開といったところ。
一応ストーリーはあるんだが、カメラはそんなものお構いなしでどんどんどんどん、大木裕之の目線で移動していく。美少年、裸、股間、汗…。映像に付いて行こうなどと思わないで、その流れの中に身を任していると、やがて心地よい気分になってくる。そんな不思議な映画だ。
四国の松山で全篇ロケされたこの作品、松山が生んだ偉大な俳人・正岡子規の俳句が、所々でキィワードのように挿入されているのもイイ。正岡子規は日本に野球を紹介した人物。そしてゲイだったと言われている人。そんな子規と野球が、この作品を生み出したのです。とにかく、まず、自分の感性で見て欲しい。そして、何かを感じ取って下さい。
松山のとある会社に、子規という男が出向してきた。子規は以前の会社で野球部のセカンドとして有名だったので、社内にも野球部という話が起こる。高校時代、選手だった健は気乗りしないまま、恋人のミチコに後押しされて参加する。そんな彼に子規は、元のチームメイトと恋愛関係になって左遷されたんだと打ち明ける。温泉で子規の裸体を見て欲情し、戸惑う健。そのチームメイトを呼んでSEXする子規。2人の気持ちは揺れ動いて…。
※35ミリフイルム・DVDの両形式とも配給できます。
※[CINEPO.com] にてセルビデオも販売中。
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1996年制作
[監督・撮影]大木裕之
[脚本]南木顕生
[助監督]首藤啓
[録音]臼井勝
[編集]金子尚樹
[制作]スタンス・カンパニー
[製作・配給]ENKプロモーション
[出演]橋口保祐、石橋正邦、井上大地、清岡恭久、葉月螢、南木顕生、今泉浩一、阿部公彦